🆕【ブログ】プラセンタはなぜ効くのか ―成長因子と細胞再生 ―

プラセンタは胎盤から作られた薬剤です。
効能効果として美肌、アンチエイジング、疲労回復、更年期障害、肝機能、抗酸化作用、抗アレルギー作用などが挙げられています。

プラセンタ治療の歴史は古く、紀元前400年頃の医師ヒポクラテスが治療に使用していた記録があります。
哺乳動物が出産後、自分の胎盤を食べてしまうことから産後の体力回復に有効ではないかと考え胎盤治療を思いついたようです。
現代でも胎盤食を行っている医療機関もあります。

日本で医療用として使用されているプラセンタ注射薬にはラエンネックとメルスモンがあります。
いずれも日本国内で出産された方の胎盤を使用し、感染症などの厳しいチェックを経て製造されています。
ラエンネックは肝機能障害、メルスモンは更年期障害に保険適用があります。両者は抽出方法が異なり、一般的にラエンネックの方が有効成分が多いとされています。
ラエンネックは1958年、メルスモンは1956年から長年にわたり使用されており、大きな副作用は報告されていません。

当院で使用している薬剤はラエンネックです。腕または腰に皮下注射で投与しています。
肝機能障害が確認された場合のみ保険適用となりますが、保険診療では1日1アンプルまでという制限があります。
そのため、十分な効果を期待される場合には、自費で2アンプル以上の注射をお勧めしています(2アンプル1,600円)。
可能であれば週に1回~2回程度の注射が理想的ですが、ご都合に合わせて受けていただいて構いません。
皮下注射の場合、一度に注射できる量は6アンプルまでになります(6アンプル3,200円)。
なお、プラセンタは皮下注射で投与するのが原則です。静脈注射では分解が速く十分な効果が得られにくいと考えられています。

プラセンタの有効性についての薬理的説明は、調べても曖昧です。
「アミノ酸やミネラルが豊富」という表現が多くみられますが、豊富なアミノ酸なら肉を食べれば済むことなので十分な説明とは言えません。
その中でも研究成果らしいのが、成長因子(グロースファクター)です。
もともと胎盤は胎児を育てるのが役割ですので納得がいく説明です。
成長因子はホルモンではなく、細胞に直接働きかけて細胞の修復再生を促す成分です。
プラセンタには成長因子の中でもEGF、FGF、IGF、HGFなどが含まれ、皮膚、肝臓、代謝機能に有効で、その結果として美肌、疲労回復、肝機能障害、アンチエイジングなどの効能効果に直結すると説明されています。
プラセンタは胎盤成分を抽出したものなので、単一の化学式で合成した薬剤とはまったく別の薬剤です。漢方薬のような生薬と考えた方がよいと思われます。

当院ではプラセンタ注射を10年以上行っており、疲労回復を目的に継続して受けられている患者さまも多くいらっしゃいます。
実際に効果を実感されたという声も数多くいただいています。

ご興味のある方はお気軽にご相談ください。